本サイトは、スイングトレードにおける手法を検証しているため、エントリー自体は「翌日に」という曖昧な基準としている場合があります。
では、その翌日のどこでエントリーすればよいのでしょうか?
これは、デイトレードの手法を応用するのがよいと考えます。デイトレードの基本的な手法を紹介します。
・オープニングレンジブレイクアウト(ORB)/バウンスバック
オープニングレンジブレイクアウト(ORB)とは寄付から30分または1時間の間(このレンジは各個人の判断です)につけた高値をブレイクした時点でエントリーするトレードです。(図1)
また、ブレイクした後に下押ししてブレイク水準まで一時的に値が戻った時点でエントリーすることをバウンスバックと言います。(図2)
デイトレードのエントリーポイントとしては基本となるエントリーポイントです。
図1 オープニングレンジブレイクアウト
図2 バウンスバック
・ウップス(Oops)
ラリー・ウイリアムズが推奨する「ウップス」という手法です。今日の始値が前日の安値よりも安く始まり、前日の安値を上抜いたらエントリーがルールです。(図3)
図3 ウップス(Oops)
・前日高値のブレイクアウト(名前無し?)
前日高値をブレイクした時点でエントリーするトレードです。(図4)
図4 前日高値のブレイクアウト
ウップスもそうですが、要するに「ギャップダウン後、意味ある水準をブレイクしたところでエントリーする」という考え方です。
これらの手法は、株式等の日々の寄付という概念がある市場では有効です。しかし、24時間営業の為替市場では、ギャップアップ・ダウンという概念がない(週足ではありますが)ために同様の手法を厳密に適用することはできません。
単純に、「意味ある水準をブレイクしたところでエントリー」という考え方を取り入れることにします。
以下のいずれかの水準をブレイクしたところでエントリーします。(図5)
・前日高値
・前日日中足における抵抗線
・前日終値
(前日終値はあまり意味のある水準ではありませんが、日足チャート上の記録に残り、あたかも意味がありそうに見えると言ってもよいでしょう)
図5 為替におけるエントリー(Xブレイク)
ちなみに、より低い水準でエントリーすることを狙って指値をすることはあまり推奨できません。(図5)
低い水準を狙うのであれば、トレイリングを使って反発後にエントリーとすべきであると考えます。
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